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【経営者向けコーチングの選び方】ポイントを実体験から解説

この記事では、自分に合うコーチの選び方についてご紹介しています。NUDGE consultingの代表である私、栢原が4人のコーチを体験して学んだ実体験から解説しています。

こんな方にオススメの記事です

  • コーチングを受けてみたいので、コーチの選び方を知りたい
  • コーチが多すぎて、誰に頼んだら良いかわからない
  • なかなか良いコーチに巡り会えない

コーチングは米国では約7〜8割の経営者が取り入れており、日本でも「経営者向けコーチング」、「エグゼクティブ・コーチング」「経営伴走支援」といった名前で認識されることが増え、経営者にとって不可欠なツールとなりつつあります。競争が激化するビジネス環境で、経営者は多岐にわたる課題に直面し、迅速かつ効果的な意思決定が求められます。このような状況で、ビジネスコーチは経営者のパフォーマンスを最大化し、企業の成長を支える重要な役割を果たします。

しかし、ビジネスコーチの選び方を誤ると期待する効果を得られないだけでなく、時間と資源の浪費にもつながります。本記事では、経営者がビジネスコーチを選ぶ際に考慮すべきポイントと注意点を実体験をもとに詳しく解説しています。

ビジネスコーチングの様々なタイプ

ビジネスコーチにはさまざまな種類があり、経営者のニーズに応じて適切なコーチを選ぶことが重要です。ここでは、ビジネスコーチの主な種類とその特徴について説明します。

コーチングの目的

コーチングの目的

  • 目標達成型: 目標達成型コーチは、具体的なビジネス目標の達成に焦点を当てます。経営者が設定した目標に対して戦略を立て、達成に向けた具体的な行動計画を提供します。
  • 共感型: 共感型コーチは、経営者のストレス軽減やメンタルサポートを重視します。経営者が直面するプレッシャーや孤独感に対処し、精神的な安定を保つための支援を行います。

コーチングのスタイル

コーチングのスタイル

  • コーチに徹する型: このタイプのコーチは、経営者の潜在能力を引き出すことに特化しています。経営者自身の強みやスキルを最大限に活用し、自主的な成長を促進します。
  • メンター型: メンター型コーチは、同業種の先輩としてアドバイスを提供します。自身の経験に基づいた具体的な指導を行い、経営者が直面する課題に対して実践的な解決策を提示します。
  • コンサルティング型: コンサルティング型コーチは、具体的な提案を含めたコーチングを行います。経営者のビジネス戦略やプロセスに対して専門的な知識を提供し、課題解決を支援します。

コーチングの専門性

コーチングの専門性

  • 特化型: 特化型コーチは、特定の業界や課題に対して専門的な知識を持っているコーチが行うコーチングです。例えば、ビジネスコーチングや親子コーチング、スポーツコーチングなど、特定の分野に特化したサポートを提供します。
  • 万人型: 万人型コーチは、特に専門を決めていないコーチによるコーチングです。幅広いニーズに対応できる柔軟性を持っています。どのようなクライアントにも適応できるように、包括的なアプローチを採用しています。

コーチングの契約相手(企業or個人)

コーチングの契約相手

  • 企業との契約: 企業との契約は、複数のコーチからのサポートを受けられる利点があります。組織としての信頼性や安定したサービスが提供されるため、長期的なサポートを求める経営者に適しています。
  • 個人との契約: コーチ個人との契約は、個別対応の柔軟性が魅力です。経営者のニーズに応じたパーソナライズされたサポートを提供し、密なコミュニケーションが可能です。

コーチングの価格

価格は、誰もが気になるところかと思いますが、コーチングの価格は様々です。
個人が提供している場合は1回1時間で3,000円〜でもありますが、企業が提供している場合1回1時間で30,000円〜と一桁変わります。

栢原陽子

私が調べた中では、1回1時間20万円で提供されている企業様もあれば、1回の契約で50〜100万円を超えるものもあります(回数不明)。

コーチングに関しては、面白いもので、高いから良い、安いから悪い、というものではありません。

栢原陽子

私がこれまで4名経験してきた中では、2人目、3人目の方よりも相性が良かったのは1人目のコーチでした。ただ、1人目のコーチが最も安かったので、価格だけで判断できないと感じました。

では何で決めるのか?について、ご紹介していきます。

経営者がビジネスコーチを選ぶ際のポイント

本当に自分を目標達成に導いてくれるビジネスコーチを選ぶ際ために、いくつかポイントがあります。以下に、経営者がビジネスコーチを選ぶ際のポイントをお伝えします。

求めるコーチのタイプに合っているか

上記でご紹介したコーチングの様々なタイプを考えてみて、あなたが求めているコーチ像と一致しているコーチなのか、はとても大切です。

栢原陽子

私はこれまでに4名のコーチにお願いしてきましたが、2人目のBコーチの時には、私がたくさん話をしたいなと思っているのに、コーチが一方的にアドバイスをしてくるので、いつも消化不良で終わっていました。また、提案されたアドバイスは、私が「やりたい」と思ったものではなかったため、「やった方がいいとは思うけど…」というモチベーションが低い状態で挑むことになり、何をやってもうまくいかない、という経験をしました。

栢原陽子

Cコーチの時には、共感型のコーチングだっため、毎回目標を設定して進んでいくコーチングを求めていた私にとっては、物足りなさを感じました。

これらの経験は、コーチが悪いとかコーチのスキルが云々というわけではなく、「私に合っていないスタイルだった」といえます。そのくらい、コーチングと一言で言ってもコーチやコーチングのスタイルによって全く違うものになるのです。

資格と経験と信頼

次に、コーチを選ぶ際のポイントとしては、資格と経験、そして信頼できる相手かどうかを見極める必要があります。

資格に関しては、民間の各コーチングスクールが発行している資格があるほか、ICF(国際コーチング連盟)が認定する資格もあります。ICFには、段階に応じて、ACC、PCC、MCCの3つがあります。ACCが最も初級の資格ではありますが、100時間以上の実績を積み、国際基準を満たしたコーチであるため、一定の信頼がおける資格です。

また、どのくらいのコーチングセッションの実績があるかを確認する方は多いですが、どのような分野での経験が豊富か、そして信頼がおける相手であるかという3点は絶対に確認すべき項目です。

実績と評判

最後に、他の経営者からの評価や成功事例を確認することも重要です。コーチのwebサイトなどで実績を確認できます。成功事例やクライアントさんの声を載せている方も多いです。ただし、クライントさんの声は簡単に捏造できるので、実際の会社名や実名が掲載されているかも確認するのがオススメです。

具体的な選び方の手順

ビジネスコーチの選び方
ビジネスコーチを選ぶための具体的な手順を以下に示します。

求めるコーチのタイプを明確にする

コーチ選びのポイントでもご紹介した通り、自分がどんなコーチを求めているかを明確にしておきましょう。

栢原陽子

私の場合、1人目のコーチとの相性がとても良かったので、想定していたよりもずっと早くに結果を出すことができ「コーチングってすごい!」と思うことができました。もし、最初のコーチが自分に合っていなかった場合には、「コーチングは自分には合わないな……」と思っていたかもしれません。

コーチを探す前にぜひ、以下の項目を考えてみてください。

  • 共感してほしいのか、目標達成に向けて伴走してほしいのか
  • アドバイスがほしいのか、自分の可能性を引き出してほしいのか
  • プライベートも相談したいのか、経営に特化して支援してほしいのか
  • 自分に合ったコーチを見つけられる企業と契約したいのか、担当してもらいたいと思うコーチがいるのか

リサーチ

求めるコーチ像が明確になったらコーチを探してみましょう。
コーチングサービスもコーチも増えているので、ネットやSNSで検索すればたくさん見つかると思います。また、経営者仲間がいる方は、相談してみると、意外とコーチをつけている経営者も増えているので紹介してもらうこともできるかもしれません。

栢原陽子

ただ、仲間に紹介してもらったとして、紹介者のとってはとても良いコーチだったとしても、あなたにとっても良いコーチであるかどうかは未知なので、自分が求めているコーチかどうかは慎重に見極めてください。

トライアルセッション(体験)

多くの場合、お試しセッションが提供されているので、実際のコーチングスタイルやフィードバックを体験します。トライアルセッションでは、コーチとの相性や具体的なサポート内容を確認し、本契約前に十分な判断材料を得ることができます。
せっかくの機会なので、コーチングを受けるだけではなく、どんな想いでコーチングを提供しているのか、何を大切にしているのか、経営についてどんな考えを持っているのか、などを聞いてみて、自分に合うかどうかを考えてみてください。

栢原陽子

私は、経営者の方の支援をさせてもらう中で、お互いに尊重し合えることが大切だと考えています。私からの尊敬はもちろん、クライアントさんからも尊敬していただけるよう、自分を磨き続けなければならないと思う一方、尊敬ポイントを見つけてくださるようなクライアントさんのご支援をしたいと思っています。

契約の確認

最終的に、契約内容を詳しく確認します。料金体系、セッションの頻度、契約期間など、詳細な条件を確認し、不明点があれば質問します。納得のいく契約内容であれば、正式にコーチングを開始となります。

NUDGE consultingの特徴

NUDGE consultingの特徴
NUDGE consultingは、経営者向けのビジネスコーチングを提供しており、前述したコーチングの種類に照らし合わせると以下の特徴があります。

  • 目標型:経営者とともに具体的な目標を設定し、計画・実行・評価・改善のサイクルを回すことで、持続的な成長を支援します。
  • コンサルタントによるコーチングで使い分け:基本的にはコーチングをメインで行い、セッション内での必要に応じた提案を行います。プランによっては、別途コンサルティングの時間を設けて実施することもあります。
  • 特化型:ビジネス、特に経営者やマネジメント層の方々の支援に特化しています。理由は会社の貴重なお金をかけていただくにあたり、管理職の方々の成長や目標達成の支援をさせていただくことが、圧倒的に結果が早く大きく出るからです。経営者特有の課題に対して、中小企業診断士やMBAホルダーの専門的な知識と経験を活かします。
  • 企業型:企業ではありますが、選んでいただける程多くのコーチが在籍しているわけではありません。ただし、厳選に厳選を重ねた、理念に共感してくださった本当に信頼できるコーチのみパートナーになっていただいています。

まとめ

ビジネスコーチ選びは、経営者にとって重要な意思決定の一つです。以下のポイントをチェックリストとして活用し、適切なビジネスコーチを選びましょう。

□ 求めるコーチ像を明確にする
□ ビジネスコーチの資格と経験を確認する
□ 実績と評判を確認する
□ トライアルセッションを受けてみて、信頼できる相手か確認する

ビジネスコーチとの関係を築き、経営者としての成功へのステップを踏み出しましょう。

ビジネスでの「目標達成・パフォーマンスUP」の情報をお届けします。

栢原 陽子

栢原 陽子

NUDGE consulting 代表 2010年から経営者や個人事業主のブランディングに携わり、コーチングを使った伴走支援を行う。これまでに500人以上にセッションを実施。中小企業診断士

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