こんにちは、NUDGE consultingの代表 栢原です。
NUDGE consultingは経営者向けコーチングを提供しているのですが、経営者コーチングを提供する会社の経営者である私が長らくコーチングを受けていなかったことに気づき、「これは良くない!」と思い、改めてコーチングを受けることになったシリーズ第3回目です。
コーチングを受けることに至った経緯についてはこちらから
こんにちは、NUDGE consultingの代表 栢原です。 NUDGE consultingでは、経営者向けコーチングを提供しています。 経営者向けにコーチングを提供していながら、ここ半年ほど私自身がコーチングを受けていない状況が続いていました。理由は、自分にピッタリ合うと思えるコーチが...
先日、2024年10月25日(金)にパートナーコーチである大久保恭輔コーチに第2回目となるセッションを実施してもらいました。
このコーチングセッションは、今後提供していく予定にしている「ビジネスにおける目標達成コーチング(仮)」のプログラムをもとにテーマや内容を決めて行っていきます。
それでは、第2回目のセッションを受けた様子をご紹介します。
セルフイメージをバージョンアップする意義
あなたは、自分で自分のことをどんな風に思っていますか?
「あなたという人について説明してください」と聞かれたら、なんと答えますか?
自分で自分のことをどう思っているのか、それをセルフイメージというのですが、私はこのセルフイメージが、めちゃくちゃ大事だと思っています。
その理由は、昔読んだ本にこう書かれていました。
脳というのは、自分が自分を定義している通りに体を動かして、自分の信念やセルフイメージを確固たるものにしようとする。たとえばあなたが「私はいつも時間に遅れる」と定義していたとする。すると、いくら早く準備をして早めに家を出ようとしても、出掛けになぜかいつもあるはずの所に鍵がなかったり、うっかりお茶をこぼして時間に間に合わせないように、と脳が体を動かす。時間に間に合ってしまうと、あなたが信じているものが間違っているということになってしまうからだ!
うろ覚えなのですが、当時の私はいつも時間ギリギリに行動する人だったので「怖っ!」と思い印象に残っていました。
私自身の経験としても、セルフイメージで態度や振る舞いが変わるのは感じています。2023年度、私は幼稚園の役員会長をさせてもらったのですが、「会長」という立場になって人に見られたり前で話す機会が増えたことにより、服装を意識するようになったり言葉遣いに気を使うようになったり所作がきれいになった気がしました。これは役員会長という立場や肩書が、私を「役員会長」にしたのだと思います。
このように、自分が自分をどのように定義しているかは、ビジネスの場面でも大きく影響します。
特に「自信」については結果に与える影響も大きいです。自分の商材に自信を持っている人と、自信を持っていない人とでは、自信がある人から買いたいと思いませんか?
コーチング2回目は「セルフイメージのバージョンアップ」
そんな理由で、コーチング2回目のテーマは「セルフイメージのバージョンアップ」にしました。
このテーマを選んだもう1つの理由として、私自身のセルフイメージが下がっている気がしていたからです。以前は東京23区の70平米超え、24時間ゴミ出しOK、ディスポーザー付き、徒歩8分の19階建てのマンションに住んでいたのですが、この春に引っ越しをして神奈川県、駅徒歩35分、2階建てアパートの44平米に家族4人で住むことになったのです。もちろんゴミの曜日は決まっているしディスポーザーも食洗機もありません……
この結果、これまでの半分の大きさの家に住むことになり、不便もあり……以前のような活力もなくなってしまいました……
実際主人も「この家に引っ越してから、悪いことが続いている……」と言っていました!
私の分析では、この家の家相や風水というよりも、私自身のセルフイメージが下がってしまったのではないか?と考えたのです。「早急にセルフイメージを改善したい!」と思い、このテーマでコーチングを受けてみたところ、意外な結果に行き着きました。
目の前に立ちはだかる壁は、今の自分では乗り越えられない
セッションが始まってから、大久保コーチから
セルフイメージが下がった気がするとのことですが、どんな風に下がって気がしますか?
と聞かれ、引っ越す前に自分ができていると思っていたことや引っ越しをして運気が下がった気がする理由などを話しました。
ですが、話をしていく中で「あれ?もしかして、セルフイメージ自体はそんなに下がっていないのかも?」と思う場面がありました。
セルフイメージが下がったせいでビジネスをしっかり進められている感が得られないのかも、と思っていたのですが、2024年5月に法人化してサービスの対象をこれまでと変えるなど新しいチャレンジをしており、その成果が出ていないだけなのかも?という気づきが降りてきました。
その時に浮かんだのが、アインシュタインのこの言葉。
「いかなる問題も、それが発生したのと同じ次元で解決することは出来ない」
これは、問題や壁に直面したとき、その問題を生み出したときと同じ考え方や視点では解決できない、つまり新たな視点や成長が必要であるという意味です。
今の自分で乗り越えられるものは、そもそも壁にはならないからね。
この言葉については、自分を次の次元に持ち上げることで問題解決ができる、といった意味で解釈しています。
この点を考えてみても、やはりセルフイメージの書き換えは必要なのですが、それでも「セルフイメージが下がったわけではなくて、自分が新しいことに挑戦しているから、その壁にぶつかっているだけで、成長すれば壁を乗り越えられる」と思えたことは勇気になりました。
ただ、「では具体的にどうなればいいのか?」の答えについては、まだ導けれていない、というのも明らかになりました。
ここからがコーチの腕の見せどころです!
理想のセルフイメージについて考えよう!
理想のセルフイメージは?
と聞かれても、そんな理想がまだないので、「尊敬している経営者の方がいる」というところから、「どんな所が素敵だと思っているのか」を思いつくままに伝えました。
上記の図解は、セッション後に大久保コーチが整理してくださったものなのできれいに並んでいますが、セッション中は、もっとバラバラに頭に浮かんだものをそのまま伝えています。
1人の経営者の要素を出し尽くしたので、もう1人尊敬する経営者の方の名前や要素を挙げる形で進んでいきました。
この中でどれが一番大事ですか?
えー、全部大事!
と言いつつも、「ビジネスをちゃんと成立させていること」を選んだ私がいました。この要素がなければ、素敵な女性は世の中にたくさんいると思うんです。でも、私は経営者でありたいから、やっぱりこの要素は欠かせないなぁと思いました。
「ビジネスをちゃんと成立させていること」が重要な理由
セッション後に、「なぜ経営者でありたいのか?」を一人で改めて考えてみました。
経営者であり、自分の会社(事業)でしっかりと売上をたてているということは、社会に貢献できているということの裏返しでもあると思うんです。私が尊敬している経営者の方は、社会に対してちゃんと彼女自身の価値を提供されています。
そんな経営者であり、女性でありたい!というのが私の中にある、という気付きでした。
自分で考えていた理想のセルフイメージと全然違った
今回のコーチングで最も面白かった、興味深かったのは、自分でセルフイメージについて考えていた時に出てきたものと、今回のセッションで出てきたものが全く異なるものであった点です。
セルフイメージに関しては、自分で「どんな風に自分を定義すればいいのだろう?」と何度も考えてこともあります。その時に出てきたセルフイメージは「年収◯万円稼いでいる経営者」とか「稲盛和夫氏の本を毎月◯冊読んでいる経営者」といったイメージでした。
そのイメージと比較してみると、今回出てきたイメージ像はもっと柔らかい印象を与える要素ばかりでした。
世の中には男性経営者の方が圧倒的に多いので、そちらのイメージに引っ張られてしまっていましたが、私は私なりのやり方で勝負していけばいいんだな、と思えた時間でもありました。
自分ひとりで考えていると限界があるけれど、コーチからの質問を受けて考えていくことで、自分でも気付けない自分に出会える、というのはコーチングの魅力の1つでもあります。
まとめ:コーチングでセルフイメージをバージョンアップ
今回のセッションでは、具体的なセルフイメージを定義することは出来ませんでしたが、ヒントとなる要素はピックアップできました。
コーチングでは、必ず時間内に答えが出る、というわけではありません。答えが出なくても、考えるためのヒントを持って帰ってもらうこともありますし、答え以上の何かに出会い「今日は神回だった」と言われることもあります。1回1回をコーチとクライアントさんが作り上げていく、生物(なまもの)なんだと感じます。
次回までの課題を決めて、今回のセッションを終了しました。
セッション終了後、要素を見返しながら、改めて会社のMission、Vision、Valueについて考え、行動5ヵ条にまとめました。セルフイメージの書き換えについては、今後も見返していきたいと思います。
次回は、私が「目標達成を阻むもの」をテーマにセッションをしてもらいます。またご報告しますのでお楽しみに!