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第2回:ビジネスコーチングの目標設定 – 達成したくなる目標を見つけた

こんにちは、NUDGE consultingの代表 栢原です。

NUDGE consultingは経営者向けコーチングを提供しているのですが、経営者コーチングを提供する会社の経営者である私が長らくコーチングを受けていなかったことに気づき、「これは良くない!」と思い、改めてコーチングを受けることになったシリーズ第2回目です。

コーチングを受けることに至った経緯についてはこちらから

先日、2024年10月17日(木)にパートナーコーチである大久保恭輔コーチに第1回目となるセッションを実施してもらいました。

このコーチングセッションは、今後提供していく予定にしている「ビジネスにおける目標達成コーチング(仮)」のプログラムをもとにテーマや内容を決めて行っていきます。

NUDGE consultingでは図解を用いたコーチングを行っています。今回は、その図解を使いながら振り返りを行っていきます。

栢原陽子

それでは、第1回目のセッションを受けた様子をご紹介します。

目標を売上で設定していたが、指標が大きく変わった!

第1回目となるセッションのテーマは「目標設定」でした。

「目標設定」というと硬い感じがしますが、「どんな未来が待っていると嬉しいか」「何を達成できると一番いいのか」をニタニタと思い描く時間です。

目標設定の変化

私が経営する会社は2024年10月末で上期が終わり、11月から下期に入ります。そこで私が最初に掲げた目標は、「6ヶ月後に月商を今よりも◯円UPさせたい!」でした。

栢原陽子

2024年5月に会社を設立してから思うように売上が伸びずに悩んでいる所だったので、売上を目標として伝えました。

ですが、話をしていく中で、「目標とする指標は売上ではないのでは?」と思う瞬間が訪れました。売上をどう作っていくかの話になった時に、私の中であまりイメージしきれない部分があることに気づきました。

そこで「売上を上げるよりも大切な指標があるかも?!」と言ってみました。

栢原陽子

言ってみました、と変な表現なのですが、自分の口で言葉として発してみることでの気付きってたくさんあるんです。リフレクションというのですが、内省という意味があり、自分が発した言葉を自分で聞くことで、そのことについて見返すことができます。セッションの中では、ちょっとでも頭をよぎったことは、そのままコーチに伝えてもらえると効果的です。

「売上よりも大切な指標?」と考える中で、「メルマガ登録者数」というのが浮かびました。それを大久保コーチに伝えて考えてみると、メルマガ登録者数を指標にした方がしっくりくる感覚がありました。

理由としては、売上を短期間でドンと増やすことよりも、メルマガ登録者数を増やしたほうが、「信頼を得られていると感じる」という考えが私の中にあったようです。

「高く飛ぶためには低くかがまないといけない」という教え

高く飛ぶためには低くかがまないといけない

20代の頃、ベンチャー企業の経営者Mさんの下に弟子入りしていた際に「高く飛ぶためには低くかがまないといけない」と教わったことがあります。

Mさんは、起業1年目は設立から6ヶ月目くらいで得た50万円が最初の収入であり、その年の売上も微々たるものだったと聞いています。最初の数年は信頼を得るステージと考え、メルマガ登録者やwebのユーザーをひたすら増やしていました。その会社は設立10年後には売上5億以上の会社へと成長しています。

当時、webリニューアルや新商品の開発をさせてもらっていた私は、リリースする前には必ず「どれだけ深く潜った?それで足りるか?」と何度も聞かれたものです。

そんな信念を持つ経営者からビジネスを教わった私にとっては、起業1年目となる今は、売上よりも信頼を得ることのほうが大切だったようです。

そんなことを思い出しながら、「今は短期での売上よりも、まずは500人の経営者の方々に信頼されるようになりたい」と気持ちを新たにしました。

その目標の先に何がある?価値観を問われた瞬間

栢原陽子

よしよし、いい感じで6ヶ月後の目標が具体的になってきたー!

と思っていると、大久保コーチから次の質問が来ました。

コーチ

この目標を達成した先に何がありますか?

栢原陽子

達成した先に何がある・・・・???

コーチングの質問に慣れていないと「今、一番達成したい目標を決めたばかりなのに、その先に何があるか?」と聞かれても変な感じがしますよね。

でもこういう質問は、コーチングではよく使われます。私自身がコーチとしてセッションをしている時にも「その目標を達成したら、◯◯さんは何が得られるんですか?本当は何がほしいんですか?」みたいな質問をすることはよくあります。

が……

自分がされる側となると、戸惑う!

栢原陽子

あーーーー。私は日々、こんなに応えるのが難しい質問をクライアントさんにしているのか……と、久しぶりにコーチングを”受ける側”を経験することでクライアントさんの気持ちを学びました。

「達成した先に何があるか・・・・???」を3回くらいボソボソと繰り返しながら……どうして経営者向けコーチングをしたいと思うようになったのか、私にとって仕事とはどういうものなのか、これから先の未来に何を残していきたいと思っているのか、などをお話しました。

その目標の先に何がある?

私がどんな社会を実現したいか、については長くなるのでまた別の機会にご紹介できたらと思うのですが、簡単にいうと以下の2つです。

  1. 経営者にとって働くこと(経営すること)を楽しいものにしたい。そのために、メンタル面とビジネス面を両面からサポートしていきたい
  2. 「自らの手で社会を変えられる、働くことは楽しい」と考える子どもたちを増やしたい

そんな話をすると、次の質問が来ました。

コーチ

500人の経営者にメルマガ登録してもらったら、それが実現する感じがしますか?

栢原陽子

いや、しない……です……。

しばらく考えてみたのですが、こう答えていました…

本当に社会を変えたいと思ったら、5000人くらいの方々とつながれないと変わらないという気付きがありました。

栢原陽子

頑張れ、私!

ビジネスコーチングでは毎回、具体的なToDoを決めて終了!

次に向けたアクション

コーチングセッションでは、毎回最後にコーチと「目標達成に向けて、次回までに何ができるか」を考えて約束してから終わりとなります。

今回は

  • 上半期の振り返りをする
  • webサイトのコンテンツを充実させていきたいので、記事を書く

などの4つを行動目標として決めてセッションを終えました。

まとめ:ビジネスの目標設定は、価値観との関連性が大事!

目標設定と価値観の関連性

前回の記事で、ビジネスにおける目標設定の難しさをご紹介しました。今回の私の場合、目標となる指標が「売上」から「メルマガ登録者数」に変化しましたが、ビジネスでの目標指標は本当に様々です。

ただ、「目標を達成した先に何があるのか? 達成することで何を実現したいのか」と、設定した目標とが関連していることは重要、と改めて思いました。

栢原陽子

自分の大切にしている価値観に沿った目標が作れれば、「本当に実現したい」の思いが強くなって行動につながりやすいです。

今回のコーチングセッションは、「ビジネスにおける目標達成コーチング(仮)」の1回目にあたるセッションです。そのため、プログラム開発者である私自身がクライアント側を体験することでより良いプログラムとして改善していきたいと思っています。

栢原陽子

今回は1時間で開催しましたが、目標設定はめちゃくちゃ楽しい時間であり、各々の価値観を深められる時間でもあるので、2時間にして、もっとじっくり話せるようにしても良いかな、と思いカリキュラムを再考中です。

次回は、私が「これは絶対に最初の方でセッションに取り込みたい!」と思っている「セルフイメージ」に関するテーマでセッションをしてもらいます。またご報告しますのでお楽しみに!

ビジネスでの「目標達成・パフォーマンスUP」の情報をお届けします。

栢原 陽子

栢原 陽子

NUDGE consulting 代表 2010年から経営者や個人事業主のブランディングに携わり、コーチングを使った伴走支援を行う。これまでに500人以上にセッションを実施。中小企業診断士

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